猪狩ともかの事故の賠償金は?争う相手は誰?気になる裁判の動向を調査!

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有名人

多数のアイドルユニットをプロデュースしているアリスプロジェクトですが、そこに所属している4つのユニットからなる大型グループ仮面女子。

そのメンバーの中に車いすで参加している女性がいます。

名前は猪狩ともかさん(31)

実はともかさんはある事故により下半身が動かない状態のため、車いすでステージに立っています。

もともとは2014年にアリスプロジェクトに所属。それから長年の下積み期間を経て2018年1月20日には仮面女子の3代目リーダーに就任した努力家です。

そんな努力がこれから実になろうしている時に悲劇が起こります。

看板の下敷きになってしまう

2018年4月11日、ともかさんはダンスのレッスンに参加するため、秋葉原の劇場へ向かって湯島聖堂の歩道を歩いてたところ、湯島聖堂の敷地内に設置された立て看板が、強風により倒れてきた看板の下敷きになってしまいました。

看板の大きさは高さ2.8メートル、幅3.5メートルで重さは数百kgもあったそうです。

その日は冷前線が近づき全国的に風が強まっており、東京都心では風速23.2メートルを記録していました。

下敷きになったともかさんですが、運よくまわりにいた人たちが3人がかりで看板をどかしてもらいました。

事故後、下半身に障害

事故直後、まわりにいた人たちがうつ伏せで苦しそうにしていたともかさんをあおむけにしようとした時、腰に今までに感じたことのない激痛を感じたそうです。

後からわかったことですが、このときのともはかさん胸髄(きょうずい)を損傷していて、肺に血がたまり、呼吸のできない危険な状態でした。

そんな危険な状態の中、病院へ搬送され6時間におよぶ手術を受け一命を取り留め、目が覚めたのはベッドの上でした。

医師からケガは脚、ろっ骨、胸椎、腰椎の4か所の骨折、頭部挫創、まぶたの裂傷

そして「脊髄を損傷しているから、今は脚の感覚がなくなっています」と告げられます。

その後、リハビリに励みますが現在まで歩くまでの回復はしていません。

事故の原因と裁判

事故の原因となったのは湯島聖堂の立て看板ですが、ともかさんとその両親は湯島聖堂を所有する国を相手に計1千万円の損害賠償を求めた裁判を起こしました。

また、事故の補償を巡っては国から湯島聖堂の管理を委託された公益財団法人斯文会(しぶんかい)との間で裁判外の和解が成立し、和解金が支払われています。

賠償金(和解金)はいくらになるのか?

和解金の具体的な額は酷評されていませんが、報道では湯島聖堂の賠償額は5000万円~1億円の可能性があるとのことです。

今後の車いす生活のことを考えると1億円だとしても少し複雑ですね。

現在の裁判の状況 

安全対策を怠ったとして、湯島聖堂を所有する国に計1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、2022年6月27日東京地裁で出ました。

結果は「看板が国によって管理されているとは認められない」としてともかさん側の請求が棄却される形となりました。

その後、ともかさん側から上告をおこなったという情報がないため、おそらく裁判はこれで終了と思われます。

この裁判に関しては、事故の原因として「看板が長年管理されず、根元が腐っていたことで起こった」と、ともかさん側は考えており、「私のように突然の事故で命や体の自由を奪われる人がいなくなれば」という思いで提訴に至った。ということで、看板の整備がされなかった事への問題提起としておこした裁判なので、結果に関してはそれほど重視はしていなかったかもしれません。

そのため請求額も1000万円という事故に対してはかなりの安い金額だったということですね。

結果に関しては、

・国側は看板の設置や管理の責任は管理団体にあるという国側の主張

・その管理団体からすでに猪狩ともかさん側は和解金を受け取っている(つまり責任が管理団体にあったと認識していた)

こういった点からともかさん側の控訴が棄却されたものと思われます。

今回の裁判を担当したは成田晋司裁判長ですが、個人的には情に流されず極めて公平な判決をくだしたなという印象でした。

まとめ

不運な事故に見舞われた猪狩ともかさんですが、この事故をきっかけに東京パラリンピック聖火フェスティバルの出立式に出たり、パラ応援大使にも任命されました。

ともかさんは、パラスポーツについて「たくさんの発見があって、いろんないい刺激もらっています。けがをする前とした後では考え方が180度変わりました」と述べており新たな道もでき、今後も前向きな気持ちで活躍してくれるのではないかと期待しています。

 

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