10月2日に行われたジャニーズ事務所の記者会見で、特定の記者を氏名しないようにする
「NGリスト」の存在がリークされ、今回の会見を運営していたFTIコンサルティングがリストの存在を認めたことで、連日ニュースでも取り上げられ世間を騒がせています。
そして、今回の会見を仕切っていたのが、元NHKアナウンサーの松本和也さんであり、
このNGリストに関連して、彼も批判の対象になっています。
本記事では今回の問題および松本和也さんが批判されるようになった経緯などについて調査・まとめたものとなります。
ジャニーズ事務所の会見で松本和也が司会
ジャニー喜多川氏による性加害問題で、ジャニーズ事務所の今後の方針が注目されていた
10月2日の記者会見。
今回の会見を運営していたのは、アメリカ・ワシントンに本社を置くFTIコンサルティングで、同社は企業再建、リストラ、破産関連サービスで米国最大手で、米国で最も優れた経営コンサルティング会社のリストに7年連続選出されるなどの実績もある会社です。
そして司会を務めたのが、NHKアナウンサーで現在は音声表現コンサルタント「マツモトメソッド」の代表取締役であり、フリーアナウンサーとしても活動している松本和也さんでした。
FTIコンサルティングはNGリストの作成を認め、謝罪する事態となっています。
また、松本さんの関与については明らかになってはいませんが、記者会見で質問ができなかった記者がいたのは事実です。
ジャニーズ事務所の会見でNGリストが発覚した経緯
NGリストの発覚した経緯は会見前からマスコミの間で出回っていた「会見関係者による告発メールによるもの」と見られています。
メールには冒頭「私は、9/7と10/2のジャニーズ事務所の会見の運営を担当したものの1人です」と名乗った上で「会見運営をジャニーズのやりたい方向性で進めるべく10/2の会見では、ジャニーズ主導で質疑応答で指名する記者と指名を絶対しない記者を決めておりました」と記されてあった。
引用:東スポWEB
NGリストに載っていた記者は誰?
10月5日、週刊誌FRIDAYによりNGリストの元本と見られるリストが公開されました。
どひゃー!! NHKがすっぱ抜いた「NGリスト」
6人が判明した!
『指名NGリストじゃない、氏名NGリストだ』とか
『匿名希望の記者を記したリストだ』とか
そんなことを言ってた おバカさんたち、君たちの釈明を聞きたいね。https://t.co/qLtq7ivMR1 pic.twitter.com/igEGrDFoB1— 白坂和哉|ジャーナリスト|”突き刺さる” 政治情報を提供します! (@shirasaka_k) October 5, 2023
リストを見るとNGとされた記者は6名のようですね。
望月衣塑子:ジャーナリスト、Arc Times キャスター
本間龍:作家
佐藤章:ジャーナリスト、五月書房新社 取締役
松谷創一郎:ジャーナリスト
鈴木エイト:ジャーナリスト
NGリスト6名のうち2名はArc Timesの記者だったわけですが、尾形さんはこの会見に対して「八百長のような不正なルールを容認するわけにはいかない」と強く批判しています。
また佐藤章さんについては、1度目の会見にも参加していませんでしたが、メディアやSNS上でジャニーズ事務所に対し批判をしてきたことから今回NGリストに載ったと思われます。
これに対し、佐藤さんは今回のNGリストに対してSNS上でコメントしています。
指名NG記者の一人はどうやらぼくのようだ。確かに番組ではジャニーズ事件を批判的に取り上げ続けてきたが1回目の9月7日の会見には出ていない。そのぼくをリストアップしたということは、やはりネットを執拗に探索する必要のあったジャニーズ本体の仕業としか思えないのだが。 https://t.co/VkXmw2lQxI
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) October 5, 2023
松本和也が炎上する原因になったマツモトメソッドとは?
今回、自身の運営するyoutubeチャンネルの過去の動画の内容が、今回の記者会見で行っていることと矛盾しているとの指摘を受け、現在炎上しています。
その動画がこちら
記者会見のポイントということで、、会見を開く側に対してどんな姿勢で臨むのが良いかを解説しています。動画内では、
「会見でどんなことを聞かれるかわからない、できれば逃げたい」という気持ちは良く分かる。と会見を開く側の気持ちに理解を示しつつ、
「しかし、怖いからといって記者会見を逃げるようなスタンスで行かない方が良い」という事を述べており、今回の記者会見の姿勢と大きく食い違っていることを世間から突っ込まれたかたちです。
しかし、本人もこんな昔の動画を引き合いに出されて批判されるとは思っていなかったでしょうね。
ただ、本人は今回の会見について、会見時に自身の手元にリストがあったことは認めたものの、会見はこのリストにそって行ってはいないと言っています。
松本さんとしては、今回の一社一問のルールに関しては、議論の余地があるものの自身は司会という立場であり、ルールに関して意見する立場ではなかったため、この決められたルールの中で円滑に会見を進めることに務めたとしており、
会見では尾形さんらが茶番だと声をあげる場面が見られましたが、当初の一社一問の原則を無視して質問をするなどの行為から、松本さんは本会見では二度と氏名しないことにしたとコメントしています。
まとめ
今回NGリストの存在が明らかになったことで、また問題が複雑化してしまいそうな流れになってきてしましましたね。
ジャニーズ事務所がこのリストに関与していたのかが今後の争点となりそうですが、本来きちんと議論されるべきは今回の問題で被害に遭われた方への対応なんじゃないかなと思います。
ただ、その問題が起こった原因のひとつに大手事務所への忖度っといった側面がある以上、
本当にジャニーズ事務所の関与がなかったかの追及というのも重要なのかもしれませんね。
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